おりーぶ組 山チーム 講習会

おりーぶ組(4歳児クラス)にとって、ひまわり組(5歳児クラス)の山チームの活動は憧れの対象になってくれているようです。

「ぼくたちも山チームに入りたいよ」「私もお山にのぼりたいよ!」

 

今日はおりーぶ組さんが山チームに入れるための講習会を行いました。
まずはスライドでひまわり組(5歳児クラス)のお兄さん・お姉さん達の活動を見ました。

日高市にある日和田山に登ることを目標に、①隣駅の「北坂戸駅」まで歩いたり、➁さらに隣駅の「高坂駅」まで歩いたり、③長い距離を歩く練習として高坂の「こども動物自然公園」を歩いたり、④「浅羽野ビオトープ」を歩いたり、お兄さん・お姉さんが楽しみながら頑張っている姿を見てもらいました。

「ひまわり組のお兄さん・お姉さんが山に登れるのはどうしてだろう?」

おりーぶ組さんから「いっぱい歩くことができるから!」「危なくなく歩けるから!」「楽しいから!」等々、みんな真剣に考えてお話してくれました。

ひまわり組のお兄さん・お姉さんからも「いっぱい練習したから」等の何故できるのかを教えてくれました。

 

「みんな正解です。よく考えました。お兄さん・お姉さん達は いっぱい遊んで・いっぱい食べて・いっぱい眠ることができて、お外を歩く時もしっかりとルールを守ることができるからだよ。それと同じぐらい大切なことが【友達を大切にすることです】。それをこれから先生が絵本でみんなに伝えます」

 

担任の先生が「にじいろのさかな」という絵本を読んでくれました。
この絵本は素敵なウロコをたくさん持っている「にじうお」は、ほかの魚から綺麗なウロコを欲しいと言われ、他の魚を無視したり、「あっち行け!」と望ましくない振る舞いをします。
他の魚から相手にされなくなった「にじうお」が何故こうなったのかを考えます。そして自分が持っているウロコをみんなに配って喜んでもらうことを思いつきます。

「みんな絵本を聞いてどう思った?」

「いじわるしちゃダメだと思った」「仲良くするのがいいと思った」

「そうだね。お友達にいじわるな言葉をかけたらいけないよね。いじわるなことをしたらそれが自分に返ってきます。優しくしたらそれも自分に返ってきます。にじうおは他の魚に綺麗なウロコをあげました。みんなは他のお友達にプレゼントをあげてくださいということではなく、やさしさをあげてください。わかったかな?」
「はーい!」

「それが分かれば山チームにはいれます!次はお外の歩き方の講習会をするね」
「はーい!」と今日一番の大きな声。


【研修を終えて】

ひまわり組とおりーぶ組のみんなは生まれてきてから4〜6年と経験がまだまだ短いです。
ところが時折どこで知ったんだろうという、鋭くとがった言葉を耳にすることがあります。

子ども達は大人と比べて真っ白の状態にあり、なんでも吸収しそれを使いたがります。
私たち大人が日々使う言葉や振る舞いを見つめなおさなければならないなと、講習を行いながら背筋の伸びる思いでした。